ブギウギ朝ドラの時代背景は?大正昭和初期と戦前戦後の昭和歌謡についても

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2023年10月からNHKで「ブギウギ」が放送しています。

主人公・花田鈴子は、主に昭和時代に活躍した笠置シヅ子さんがモデルになっていますね。

大正から昭和初期の出来事や、戦争前後の昭和歌謡についてなど、ドラマの時代背景はどんな感じだったのでしょうか。

そこで今回は、大正・昭和初期の時代背景や昭和歌謡について調査しました。

ブギウギの時代背景は?
戦争前後の影響はあった?

この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

\この記事を読んでわかること/
  • ブギウギ時代背景・大正~昭和初期について
  • ブギウギ時代背景・昭和の歌謡曲について
  • ブギウギ時代背景・戦争前後の影響について

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目次

ブギウギ朝ドラの時代背景は?大正から昭和初期はどんな時代?

NHK朝ドラ「ブギウギ」では、主人公・花田鈴子の幼少期からスタートしています。

ドラマの時代背景は大正から昭和初期ですが、この頃はどんな時代だったのでしょうか。

大正時代・昭和時代(初期)は、どんな出来事があったのか、ブギウギの時代背景を見ていきましょう。

大正(1912~1926年)

大正時代の主な出来事はこちらです。

できごとブギウギ
(鈴子)
1914年第一次世界大戦
(~1918年まで)
鈴子が誕生
1915年日本経済は好景気
1923年関東大震災
1925年普通選挙法が成立
1926年大正天皇崩御USKを受験

大正の主な出来事は、第一次世界大戦が起こったことです。

世界規模での戦争で物資が不足する中、日本は物資を生産・輸出することにより経済的には好景気の時代でした。

関東大震災では、江戸時代から続く街並みが被害にあいましたが、街の整備が進み近代都市へと移り変わっていきます。

また、政治や社会などに民主主義を求める思想から「大正デモクラシー」という運動があったことも有名ですよね!

【大正デモクラシー】
普通選挙制度を求める運動や自由主義を求める運動などの総称

他にも、食文化では洋食がブームとなり、カレーライスやコロッケ、サイダー、キャラメル、チョコレートなどが普及していきました。

<ブギウギでは…>
鈴子が12歳の頃から物語がスタート。
1926年、歌が好きな鈴子はUSK(梅丸少女歌劇団)を受験して合格する。

昭和初期(1926~1945年頃)

昭和時代の初期とは、1926~1945年頃のことを言います。

こちらでは、主人公・花田鈴子がUSKへ入団から引退するところまでの時代背景をご紹介していきます。

昭和初期の主な出来事は次の通りです。

できごとブギウギ
(鈴子)
1927年東京
地下鉄開業
USKへ入団
1929年世界恐慌
1931年満州事変
1933年USK
賃金減額
ストライキ
など
1937年日中戦争
(~1945年)
大阪から
東京へ
1939年第二次
世界大戦
1938年羽鳥善一と
出会う
1939年スウィングの女王に
1941年太平洋戦争楽団を結成
コンサートを開催
1943年村山愛助と
出会う
1945年広島・長崎に原子爆弾

太平洋戦争・第二次世界大戦終結
ショー出演

1946年日本国憲法
公布
1947年「東京ブギウギ」ヒット

愛助が死去
娘を出産
1948年映画出演
「酔いどれ天使」
1950年朝鮮戦争「買物ブギー」ヒット

海外公演へ
1957年歌手活動を
引退

昭和の初期は、第一次世界大戦・関東大震災の影響もあって不景気が続いていました。

銀行の経営悪化で金融恐慌、
アメリカの株価の暴落から世界恐慌などが起こった

そして、満州事変をきっかけに、日中戦争・第二次世界大戦と戦争が長期化してしまいます。

文化の面では、和装から洋装へと変化し、百貨店や地下鉄の建設・開業が進められていきました。

<ブギウギでは…>
・不況もあり、鈴子が入団していたUSKで解雇や賃金の減額などが行われた。

・戦争中は舞台に制限があったことで、演出など思うように行かないことが増えていった。

・「東京ブギウギ」のヒットで、スターとして活躍していく。

・歌手活動を引退後は、女優業へ。

ブギウギ朝ドラの時代背景|昭和歌謡について

2023年後期の朝ドラ「ブギウギ」は、主人公・花田鈴子が戦後のスターとして輝く人生が描かれています。

そんな鈴子のモデルとなった笠置シヅ子さんは、昭和歌謡の中心的人物だと言われていますね。

<昭和歌謡>
昭和時代の音楽のこと。
数多くのヒット曲や歌手が大活躍していた。

笠置シヅ子さんは「東京ブギウギ」がヒットし、「ブギの女王」として昭和歌謡を牽引していきました。

笠置シヅ子さんらが活躍した昭和歌謡の歴史は次の通りです。

<戦前>
・観光の誘致から「ご当地音楽」がブーム
・東京行進曲、酋長の娘などがヒット

<戦後1945年~>
・ラテン、ジャズなどの洋楽が取り入れられた
・笠置シヅ子「東京ブギウギ」、並木路子「リンゴの唄」が人気に
・石原裕次郎などのムード歌謡も人気となる

<1960年~>
・R&Bが歌われ、歌謡曲のジャンルに変化
・吉田拓郎さんなどが人気に

<1970年~>
・キャンディーズや山口百恵さんなどアイドル歌謡がヒット

ブギウギに登場するブルースの女王・茨田りつ子のモデルは淡谷のり子さんで、1937年「別れのブルース」が大ヒットしました。

笠置シズ子さんと淡谷のり子さんはライバルとして、昭和歌謡を支えていった歌手なんですよ(^^)

ブギウギ朝ドラの時代背景|戦前と戦後の影響

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、昭和時代に活躍した笠置シヅ子さんがモデルとなった物語です。

戦前・戦後の時代を駆け抜けた主人公・花田鈴子は、舞台や歌手活動をしていくなかで様々な影響を受けることになります。

【戦前・戦後の影響】
・不況による低賃金
・舞台向けのメイクや服装が問題視
・舞台の演出が制限
・劇場の出入りを禁止される
・歌手活動を制限

戦前・戦後の時代は、贅沢を避ける風潮が世間にありました。

なので、舞台向けの派手なメイクや衣装は警察から注視されるようになっていたそうです。

また、マイクから約90㎝の範囲で歌うことを強いられるなど、舞台上での演出制限や劇場への出入りが禁止されることもあったと言います。

このように、舞台で活躍すること、歌手活動を行うことに影響を受けていました。

まとめ

NHKの朝ドラ「ブギウギ」の時代背景や昭和歌謡、戦争前後の影響についてまとめました。

「ブギウギ」の時代背景は、大正から昭和時代で主な出来事は次の通りです。

【大正時代】
第一次世界大戦で一時的に日本経済は好景気になったが、終戦や関東大震災の影響で不況になっていく。

【昭和初期】
日中戦争や第二次世界大戦が起こる。
大正時代から続く不況で、金融恐慌や世界恐慌に。

ブギウギの主人公・花田鈴子は、昭和歌謡を代表する人物でした。

【昭和歌謡について
・昭和時代の音楽のこと。
・笠置シヅ子、淡谷のり子らが活躍し、時代の変化とともにジャズやR&B、アイドルなど多様化していく。

戦前・戦後には、贅沢を避ける風潮から、舞台メイクや衣装、演出などが制限されるなど、様々な影響を受けました。

歌手という華やな世界ですが、その背景は戦争などの影響でたくさんの苦労があったことがわかりましたね。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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